2008年07月16日

追い山レポート

福岡にいながら追い山を見たことのなかったわたし。
ついに見に行くことができましたので、
その体験をレポートします。

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西鉄の臨時列車(1本のみ)に乗るために、
朝、夜? 2時過ぎに起床。
3時38分の列車に乗り込みます。
座ることはできませんが、
ラッシュ時ほど混んでいるわけではなく、
普通の状態。
列車は4時に天神に到着。
降車した人々がぞろぞろ博多方向に歩き出すので、
紛れていきます。
まだあたりは暗いです。

櫛田神社前の「山留め」(スタート位置)に
一〜八番まで、各流れが待機しています。

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八番山笠 上川端通り

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五番山笠 千代流れ

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六番山笠 恵比寿流れ

スタート時間が近づき、
三分前、一分前、三十秒前というアナウンスが聞こえると
あたりには緊張が漂います。

人が多く、櫛田神社には近づくことができません。
離れた位置で、
スタートしてダッシュする様子を眺めます。
一番山笠は大黒流れ。
太鼓の合図で4時59分にスタート!
歯をくいしばり「ヤーッ」と、山を舁きだす男たち。
舁き山は1トン(※八番山笠は2トン)もあるのです。
「オイサー、オイサー」という掛け声が響きます。

八番山笠・上川端通りまで5分おきに
櫛田入りをします。

櫛田入りをすませると、
各舁き山は須崎町の廻り止めまでの全コース約5キロを
タイムを競って疾走します。

場所を変えて、細い道を疾走してくる舁き山を見ることにしました。
通りで待っていると舁き山がやってきます。
沿道からは勢い水を浴びせます。
レインコートを着て見ている人もいました。

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舁き山は5分ごとにスタートするので、
次々に見られるわけではありません。
見えそうな位置を確保して見ても、
舁き山は一瞬のうちに通り過ぎてしまいます。
それで1つ舁き山を見ると、次は違う位置で見ようと
移動していきます。

次のポジションは大博通り。
ここはいいです。広くてゆっくり見られます。
90度のコーナーを曲がっていくので
見ごたえあります。

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ビルの屋上を見上げるとカメラがありました。

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三番山笠 中洲流れ

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五番山笠 千代流れ
手をVの字にしているのはVではなく、
舁き手を二人交代してという意味らしいです。
舁き手は疾走する中で次々に交代していくのです。

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七番山笠 土居流れ

山を舁く男たちは男たちは汗と勢い水でびしょびしょ。
必死の形相です。
この必死さが沿道の観客に感動を与えます。
2週間の祭りの最終日。
疲れも絶頂に達している中で、
ひたすらゴール目がけて走り抜けていきます。
そんな疾走感が観客にはたまらないものなのでしょう。

八つの舁き山のうちの一つ、上川端通りだけは
飾り山を舁き山としても使います。
昔は舁き山も飾り山の大きさがあったのですが、
明治になって電線が邪魔をして舁き山は小型化しました。
だから八番山笠だけはコースも異なります。
八番山笠が走ると、その迫力はすさまじいものがあります。
なんと煙も吐くのです!
沿道の声援は一層高まります。
舁き山は大きな山のよう。
それがゆっさゆっさと揺れながら走っていきます。
すごい!感動!

タイムは櫛田入り、全コース共に
千代流れが最速だったとのことです。

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最後に櫛田神社を訪れてみると
能舞台で「鎮めの能」が舞われていました。
祭りの荒ぶる神は最後に鎮めるのです。

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これは櫛田入りした舁き山が一周した清道旗

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誰もいなくなった桟敷席

翌日の本日、博多の町を訪れると、
あの締め込み姿の男たちはどこへやら、
ゴミ一つなく跡形もなく、
何事もなかったように都会の町に戻っていました。
祭りと日常がしっかり区切られているのです。
その潔さがいいじゃん!と思ったのでした。
ラベル:山笠
posted by 理乃 at 22:30| Comment(4) | 福岡市博多区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なんだかさ…
とってもかっこよく見えるですよね。
かっこいいんだけど、
近寄れない。でも感動!
舁き山が終わった後、界隈で
祝いめでたが聞こえてきて
一本締めが聞こえてきて…
グッっときます。
Posted by nao at 2008年07月17日 10:50
naoさん、追い山に行かれたことあるんですね!
にぎやかだった祭りを終えたとき、
翌日にはパッと日常にスイッチを入れ替える
その変わり身も見事だと思いました。
今年は去年に引き続き、山笠を楽しみました。
Posted by 理乃 at 2008年07月17日 15:33
僕はズルしていて一度も行ったことがありません。揺れている写真が迫力を感じますね。来年は是非とも行かないといけませんね。
Posted by がばちょ at 2008年07月20日 20:26
がばちょさま。

わたしも例年は仕事があったりして行けませんでした。みなさん、そうだと思います。
今年は仕事が入ってなかったから行けたのです。
それにご近所で一緒に行ってくださるお友だちがいたので。何でも一人で行く方ですが、山笠はなんとなく連れがいないと淋しいですから。
Posted by 理乃 at 2008年07月20日 22:34
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