大牟田市役所を通りかかりました。
存在感のある建物でしたので写真をパチリ。
この建物はかつて石炭で栄えた大牟田を象徴しているのではないでしょうか?

昭和11年(1936)年3月の竣工。
鉄筋コンクリート造り4階建て+塔屋5層。
この突き出ている塔屋がかなり印象的です。
まるで天守閣のように地域を見晴らしています。
西洋建築に日本の城郭風の屋根を載せたこのような和洋折衷の建物は
帝冠様式というのだそうです。
名古屋市役所や神奈川県庁も昭和初期に帝冠様式で建てられており
大牟田市庁舎と似ています。
帝冠様式…、
実に興味深く、面白いこの時代特有の様式ですね。
今回見ることはできませんでしたが、
屋上には、第二次世界大戦中に設置された
防空監視哨(しょう)」も残っているということ。
4階には貴賓室と正庁がありました。
正庁は間仕切りがなく、格式のある式典や会議に使用。
貴賓室の大理石のマントルピースや木製のカーテンボックスは
今も残っているらしいです。
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