2008年09月13日

アジアフォーカス福岡国際映画祭2008 速報!

アジアフォーカス福岡国際映画祭の初日。
第1弾と第2弾の映画を見てきました。
詳しくご紹介する余裕はありませんが、
少しだけ…。

今日見たのはイラン映画の「サントゥール奏者」と
シリア映画の「サービス圏外」。
シリア映画は刑務所に入っている友だちの家族の面倒を見る
妻子持ちの男が
友だちの奥さんの方に魅かれるものの、
友情と家族を裏切れないジレンマに悩む話。
時折ユーモアを交えながら
せっせと女たちのために働く男を描きます。

おすすめは「サントゥール奏者」。
イランの打弦楽器サントゥールの魅力に取りつかれます。
サントゥールは台形の箱に
多数の鋼鉄製の弦を張った楽器。
この弦をメズラブという軽いバチで叩いて演奏します。
その豊穣な音の世界といったら…。
哀愁があり、そして官能的です。
こんなに美しい音を出す楽器ってあるでしょうか…。

「サントゥール奏者」はサントゥールの天才的な演奏家の物語です。
伝統的な戦慄に西洋的な要素を取り入れた彼の音楽は当局に受け入れられず、
CDを出すことも公の場で演奏することも叶いません。
彼の部屋にはジョン・レノンやジム・モリソンの写真が貼り付けられています。

そんな状況の中で麻薬に溺れ、
彼の音楽のファンだった愛する妻にも愛想をつかされます。
テヘランの麻薬汚染の実態、
そして自由な表現のできない現実。
けれど彼の演奏するサントゥールは世界中の人を虜にするでしょう。
会場でCDが売られていたら即座に買ったのですけど…。

「サントゥール奏者」は
9月17日(水)10:20〜エルガーラホール
9月19日(金)15:40〜エルガーラホールで見ることができます。
ぜひどうぞ!


ps.
昔、南仏でロマの演奏家のコンサートを見たのですが、
彼らが弾いていた楽器もサントゥールに似ていました。
でもイランのサントゥールの方が繊細です。

posted by 理乃 at 23:57| Comment(0) | ★CINEMA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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