2008年09月22日

アジアフォーカス・福岡国際映画祭2008 速報 その4

9月21日、アジアフォーカス・福岡国際映画祭最終日、
タイ映画「サイアム・スクエア」を見に行きました。

みずみずしい青春映画。
人を好きなる初々しい気持ちにあふれた
とてもすてきな映画でした。

ミウ少年とトン少年は隣に住む幼馴染。
音楽に才能があるミウがいじめられると
助けに入るトン。
幼い友情はトンの一家が引越しすることで引き裂かれてしまいます。
トンの一家はある苦しみを背負います。
トンの姉のジューンが友だちとの旅行先で失踪してしまうのです。
それからというものトンの父は生きる気力をなくし、
母ともうまくいかなくなります。

ある日二人は街で再会します。
ミウはバンドを組み、
プロデューサーの目にとまり楽曲を録音し出します。
ミウのバンドのマネージャーになったのは
トンの姉とうり二つのテーン。
二人はテーンをジューンになりすまさせて
父親を救おうとします。

トンが越していったあとに住みだした少女は
ミウに恋して何とか自分に目を向けさせようとします。
トンの方も彼女がいるものの、
ちっとも乗り気になれない日々。

ミウはトンに対する自分の気持ちに気づきます。
自分にとってかけがえのない人は
幼いころからトンだったのだと。
トンはミウの寂しい気持ちに気づいてなぐさめます。
ミウは恋の詩を書き、歌います。
君がいたから、この歌が書けたんだ…。

二人の関係に気づいたトンの母は
ミウのところに出向き
交際をやめさせようとします。
トンを愛するミウはそれを受け入れようとするのですが、
穴の開いた心はふさがりません。
一方、彼女と別れる決心をしたトンは
コンサートで歌うミウのもとに駆けつけます。
トンの姿を見つけて
花が咲いたような笑顔で
トンへのラブソングを歌うミウ。

誰かを思う切ない心。
その気持ちが相手に伝わったときの喜び。
それは青春のものだけど、
青春だけのものじゃない。
恋人同士でなくても、
家族や友だち、いろんな関係の中で
人はそういう思いを繰り返して生きています。
だからミウが健気に歌う姿に魅せられるのです。

トンとミウを演じたマリオーとピーチ(愛称)の二人は
今やタイのみならずアジアのアイドル。

生のマリオーとピーチの二人を間近で拝見する機会に恵まれたのですが、
ほんとにきれいな若者たちでした。
素直な視線が印象に残っています。

そして、そして、
劇中の歌も作ったチューキアット・サックウィーラクン監督もまた気さくなすてきな人。
この映画を見て、タイの音楽シーンに興味が湧きました。
映画のサントラがほしい!と思ったことが
この映画祭では多かったです。

タイの人はその容貌も醸し出す雰囲気も
日本人にとても近いと思いました。

今年の映画祭は途中、激務と重なってしまい6本しか見ることができませんでした。
でも素晴らしい映画が多く、
アジア映画を見る喜びに浸れました。
梁木ディレクターにありがとう!です。








posted by 理乃 at 00:37| Comment(0) | ★CINEMA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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