2009年09月19日

賢治さんの『シグナルとシグナレス』

たまに絵本を読みます。

最近読んだのは宮沢賢治の『シグナルとシグナレス』。
賢治のお話は、こうやって絵本で読むことが多いです。

疲れたとき、
寝転がって読むのが好きです。

わたしは美しい日本語の使い手として
賢治さんをとても愛しているのです。

『シグナルとシグナレス』は恋の物語。

シグナルは本線の新式信号機。
シグナレスは軽便(けいべん)鉄道の木製信号機。
身分の差があるというわけです。
信号機を主人公にするだなんて、ちょっと考えつきませんよね。

シグナルは楚々としたシグナレスに恋をして
猛烈にアタックして結婚を申し込みますが、
シグナルに仕える電信柱に反対されます。
二人の恋に理解を示すのは倉庫の屋根。
まったく賢治さんの手にかかると、
何でも童話になってしまいます。

「とうとう、僕たち二人きりですね」
「まあ、青白い火が燃えてますわ。
まあ地面も海も。
けど熱くないわ」
「ここは空ですよ」

賢治さんが空を表現すると青白い火となります。
ああ、なんてすてきなんでしょう。

さあ、わたしも青白い火の下へ出かけることにいたします。




シグナルとシグナレス (画本 宮沢賢治)

シグナルとシグナレス (画本 宮沢賢治)

  • 作者: 宮沢 賢治
  • 出版社/メーカー: パロル舎
  • 発売日: 1994/04
  • メディア: 大型本



posted by 理乃 at 10:07| Comment(2) | ★絵本コレクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
宮沢賢治さんはこんな物語も書いたんですか。知らなかったです。風の又三郎は好きだったけど。
Posted by むっちゃん at 2009年09月21日 20:53
むっちゃん、こんばんは。

ステキな恋のお話です。
わたしも、これは今回初めて読みました。
Posted by 理乃 at 2009年09月22日 01:00
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: