わずか29歳で結核で亡くなってしまった児童文学者。
代表作は『ごん狐』。
今回、読んだのは 『花のき村と盗人たち』。
盗人が主人公です。
花のき村に5人の盗人がやってきます。
お頭は本物の盗人。
ほかの4人は新米です。
お頭は4人に盗みの下見に行かせます。
その間にお頭は子牛を連れた少年に出会います。
少年は遊びたいので子牛を預かってほしいと言います。
少年の子牛を預かっているうちに、
お頭は泣けてきます。
これまで人に信用されたことがなかったのです。
遊びにいったきり、なかなか帰ってこない少年。
お頭はどうしても少年に子牛を返したくて、
村役場に行ってみます。
そしてそこでも村役人は盗人を信用してご馳走をしてくれたのです。
人を信じることの美しさ、
人から信じられることの幸せを
このお話は伝えてくれます。
おまけに、さいとうよしみの絵がまたいいのです。
キャラクターがとても個性的。
お頭といったら、いかにも盗人然としてるし、
そして花のき村の自然が素晴らしく描かれています。


