2009年11月18日

ラフランスとジャン

ラフランスをいただいた。
ラフランスを眺めていたら、
ジャンのことを思い出してしまった。

lafrance_1.jpg

ジャンは南仏の美しい村のガイドをしていた。
ヴァカンスに訪れる観光客を案内するのだ。
そこは中世の城塞都市。
オリーブや麦畑の彼方に現れるその城塞都市は
田園の宝石だった。
その夏、滞在したその村の石造りの家の2階の窓から
ジャンの鳴らす鈴の音がよく聞こえた。
ジャンは中世の衣装を着ていて、
服に鈴が縫い付けてあったのだ。
窓からガイドをするジャンを見下ろしているうちに知り合いになった。
そして村が催した中世祭りの饗宴の席で、
城塞の外にある自分の家に遊びにこないかと誘われた。

訪れると奥さんのヴィルジニーとすてきな家庭料理をご馳走してくれた。
そのときデザートに出てきたのがラフランスだった。
チョコレートを塗って、
オーブンで丸ごと焼いて、
焼きあがったあつあつに生クリームを添えて出してくれた。

野生のラズベリーが実り、
小さなレースのような花が揺れていた
田園の中のジャンの家。
今でもそこで幸せに暮らしているのだろうか。

その村の名はモンフランカン。
モンフランカンの城塞の形はこの写真のラフランスによく似ている。
posted by 理乃 at 00:40| Comment(0) | ★フード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: