2010年03月26日

『カラヴァッジョ』

カラヴァッジョ(1571年〜1610)という画家は
いつも気にかかります。


もっと知りたいカラヴァッジョ―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

もっと知りたいカラヴァッジョ―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

  • 作者: 宮下 規久朗
  • 出版社/メーカー: 東京美術
  • 発売日: 2009/12
  • メディア: 単行本




これは、入門書として手に取るのにちょうどいい本。

聖と俗をあわせもつ男と言ってしまえば陳腐ですが。。。

わたしは彼の描く優美な指を見るだけで感動します。
優美なものは優美な精神の持ち主にしか描けないからです。

美しい肌と筋肉。
崇高さを漂わせるキリスト。
悔悟の表情。

ミラノを訪れたとき
ミラノに2点あるカラヴァッジョの作品を見損なってしまいました。
すばらしい静物画があるアンブロジアーナ絵画館は
改装中かなにかで閉まっていて、
ブレラ美術館はラファエロの印象が強くて
カラヴァッジョも見たかもしれないけれど
記憶にないのです。
もしもローマに行く機会があったら、
そこにはカラヴァッジョの作品が一番たくさんあるので本物を見てみたいと思います。

カラヴァッジョという画家は
こんなにも崇高な絵が描けるのに
粗暴な面を持ち合わせ、
人を斬りつけ、あげくの果てに死なせていることでも有名です。

崇高な画家であると同時に粗暴な殺人者。
カラヴァッジョの中の相反する人格は
人間というものの不可解さを感じさせます。
不可解だからこそ、また興味が尽きないのです。

本を紹介しましたが、
実は今、シネリーブル博多駅で映画『カラヴァッジョ』を上映中です。

posted by 理乃 at 22:03| Comment(0) | ★図書室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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