2011年11月20日

『鹿男あをによし』

鹿男あをによし|万城目学|幻冬舎|送料無料

テレビドラマで見た方もあると思うけど(わたしは見てなかった)、
『鹿男あをによし』の原作を読んだ。
映画『プリンセストヨトミ』を見てファンになった万城目学(まきめまなぶ)のファンタジー。
タイトルが上手い!
奈良の前につく枕詞「あをによし(青丹よし)」を鹿男の前につけるなんて。
こんな発想ができる小説家なんだもの、中身も面白いに違いない。
って、実際、とても面白く読んだ。

舞台はわたしの好きな奈良。
古都太宰府に住むわたしです。
大阪、京都、奈良だったら、奈良が一番好き。

お話は大学院で神経衰弱になって奈良の女子高に赴任させられた主人公が
奈良公園の鹿に話しかけられ、日本の危機を救うために奮闘するというもの。
その鹿は1800年も生きて、人間界を守っている。
赴任した初日から主人公は生徒に馬鹿にされる始末。。。
鹿は60年に1度行われる「鎮めの儀式」に使う“目”の運び番に主人公を任命する。

(以下ネタバレ注意)

鹿はなんのために1800年も命を繋いで人間界を守っているのか。
その理由に泣ける。。。
これが、この小説を青春小説にしている所以だろうか。。。
歴史は卑弥呼の時代にさかのぼる。
鹿は卑弥呼に人間界を守る役を引き渡されたのだ。
鹿は自分の姿を美しいと言ってくれた卑弥呼に恋をしたのだ。
小説の最後、もう1つの恋が主人公を救う。

その人のために何かをしたいと思うこと、
無償でそう思うこと、
いえ、自らを犠牲にしてもそう思うこと、
それが恋。。。

読み終えて爽快な気分になる空想歴史青春小説。
それが『鹿男あをによし』です(⌒-⌒)
posted by 理乃 at 00:25| Comment(0) | ★図書室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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