狛犬玉手箱シリーズの1つでもあります。
場所は港区のドイツ大使館近く。

ここの狛犬は手足が長くてスタイルがいいです。
制作は昭和15年。

阿型。

吽型。
長い髪が内巻にカールしているところは越前禿と似ていますが、
分類は分かりません…。
さて、知らずに訪れたのですが、
ここの拝殿には高橋由一の天井画があったんです。
天井のほぼ全体にわたる大きな画面に描かれた黒龍図。
水墨の線と濃淡のぼかしを巧みに生かして、
頭から尾の先までをくねらせた龍、
高橋由一は油絵の技法をいち早く取り入れ、
近代日本洋画最初の画家として評価を受けた画家。
由一は1840年代にこの黒龍図を描いたよいうです。

ご指摘のカールした髪を見ますと越前禿を思い浮かべますが、前足のスタンスが両方揃ってるのが多いようなので・・・・どうですかね。
逞しい体つきとフォーマルな佇まい、尾の感じ、足のスタンス(筑後型にも言えますが片方の足が半歩前に出てる)等を見ますと大宝神社型が混じってるように思いますが・・・。
それにしても、この狛ちゃん洋犬の雰囲気がありますネ。想像ですがこの狛ちゃんを奉納した頃は外国から色々なワンちゃんは輸入されてて奉納された方がこんなワンちゃん飼ってたのかな〜なんて想像しちゃいました<笑>。
ありがとうございます!
ソフトな大宝神社型だと思われます。
護国タイプしてにはいかつくない、
おしゃれな雰囲気の狛ちゃんですね(⌒-⌒)