今度は新宮の「ひとまるの里」という産直のお店です。
産直大好きです。

国道3号線「大森」交差点を海側に曲がります。
「下府」交差点から、さらに海側に進むと、見えてきます。
地元の新鮮な野菜・果物・水産物を置いています。
もちろんリーズナブル。

きれいな紅菜苔です。
食べるまで菜の花みたいに花瓶に生けても楽しめます。

そして、これはあまおうで作ったジャム。
これで200円。
近くに人丸神社というのがあって、それで「ひとまる」。
この人丸神社、新宮一の桜の名所らしくて、
花見の時期には地元の人はお弁当を持って出かけると聞きました。
人丸神社はどうして人丸神社かというと、
これには悲しい伝説があるんです。
* * *
平家の武将だった梶原景清は源頼朝の暗殺を企んだため、
捕虜となり両目をつぶされ日向の国に流されました。
景清には人丸姫という可愛い一人娘がいました。
姫は一緒に暮らしていた母と死に別れ、
京に住む叔父に引き取られました。
でも父への恋しさは募るばかり。
日向へ行くことを願いましたがなかなか許してもらえません。
15歳になったときやっと叔父の許しをえて、
乳母をつれ九州に旅立ち、
筑前立花の独鈷寺にたどり着きました。
このときすでに景清は亡くなっていましたが、
住職は父を思う姫のいじらしさに事実を知らせるに忍びず、
京へ帰りなさいと説得します。
姫は新宮の下府に滞在していましたが、
重病にかかってしまいます。
毎晩のように父の名を呼ぶ姫の姿を見かねた住職は本当のことを告げました。
これを聞いた姫は気を落とし、
日向が見える鳶山(とびやま)に埋葬してくださいと言い残してこの世を去るのです。
その場所が今の人丸神社だということです。
■生産者直売所 ひとまるの里
福岡県粕屋郡新宮町下府1206-2
TEL:092-941-5500
ラベル:紅菜苔 伝説 新宮 産直