桜の名所として名高いスポットは桜の木の数も多くていいとは思いますが、
もっと静かに桜を眺めたいという人におすすめのスポットが
四王寺山(大野城跡)です。
西鉄太宰府駅を通り過ぎ、連歌屋に行く角の赤い橋を渡って山へ入ります。
くねくねしたカーブの道沿いに桜が咲いています。
道々ほーっと歓声が出ます。

カーブ31まで来たら、その先の右手に駐車スペースがあります。
今日の目的地はここ。
焼米ヶ原(やきごめがはら)といいます。
ここからの眺めは最高。
眼下に九州国立博物館の青い屋根が見えます。

「大野城」は、大野城市・太宰府市・宇美町の3つの市町にまたがる山城。
663年のこと。
百済を助けるために送られた日本の軍勢は白村江(はくすきのえ)で唐・新羅と戦い、大敗北。
そこで来襲に備えるために防人(さきもり)を配置し、
665年に大野城が作られたのです。
山を歩けばそここに礎石が残っています。
焼米ヶ原にあった建物は火災で焼け、だから焼米ヶ原。納得。
黒く炭化した米が今でも拾えるとか…?

起伏のある空間が広がっています。
レジャーシートを持ってきて、寝っころがるのもいい。
椅子とテーブルもあるので、
お弁当をいただくのもいいです。
気持ちよ〜く食事できます。
お店などないので持参しましょう。
ただし休日にはホットドッグでしたでしょうか、
何か売っているワゴン車が停まっているのを見たことがあります。

桜は今が正に見ごろ。
昨日は堪能できました。
でも昨晩の雨で少し散ってしまったかな…。
ラベル:桜 四王寺山