プネウマシリーズVol.3“天地の息吹”
ギャラリーおいし4階(福岡市新天町南通り)で8月10日まで。

都心の繁華街の4階に生まれたエーゲ海文明の名残のような個展。
その色彩にエーゲ海を感じます。
白とブルーと黄色。

ギャラリーのリノリウムの黒く反射する床はまるで海のよう。
そこに青い大陸のような物体が2つ。
1つは子宮のような形で、もう一つは男根のような細長い形。
真ん中の端にはその二つから生まれた子どものような小さい島。
島を縁取る砂浜のようなおがくず。
天井や床からいくつか突き出ている角笛のようなものこそプネウマ。
ギリシヤ語で息、生命〜魂、精神を表します。
前回の個展では子宮の形だけだったものが発展しています。
そして興味深かったのがいくつかのドローイング。
それはさらにこのシリーズが発展していく可能性を感じさせてくれるものでした。
その一つがこれ。

古代ギリシヤ人は大地に不思議な力があると信じていました。
アスファルトで固めた道路を歩く都会では封じ込められたものです。
でも自然の中に行くと、世界中どこでもそういう場所はあると思います。
わたしの住む太宰府では都府楼跡にそれを感じます。
だからこそ、そこに都府楼が作られた。。。
さて、展覧会を見て安西さんとおしゃべりしたあと
来たとき上ってきた階段でなく裏口から失敬。
都市の抜け穴があるのです(笑)
新天町ってふつう地上しか歩きませんよね。
上はこんなふうになってます。

エレベーターを使って降りちゃいます。

すると上がってきたところとはずれたこんなところに出るのです。

では、安西さん。次回の実現を待っております。