2007年04月30日

手嶌葵のニューアルバム「春の歌集」

九州国立博物館では6月10日まで
「未来への贈りもの〜中国泰山石経と浄土教美術」という展覧会が開催されています。

釈迦の入滅後、その教えは正法・像法・末法と時が経つにつれてすたれていくという独自の歴史観があります。
それが末法思想。

災害や疫病の流行、社会的な混乱などを背景に末法思想は人々の危機感と結びつきます。
日本では、西暦1052年を末法第1年として、
末法の人々を救うとされた浄土教が広がります。
そして未来へ経典を伝えようと写経を土中に埋納する経塚が盛んになりました。
未来に残すべきものは正しい仏の教え。
それが「未来への贈りもの」というわけです。

kyukoku.jpg

今回の展覧会で一番魅かれたのは空也上人像(重要文化財)。
愛媛の浄土寺にある鎌倉時代の作品です。

唱えた念仏「南無阿弥陀仏」が阿弥陀仏となって空也上人の口から出ています。
すごいです。この彫刻。
とてもリアルな彫刻で、額には静脈まで浮き出ています。
鎌倉の彫刻家ってすばらしいですね。

さて、この展覧会のCM挿入歌を歌っているのがアニメ、ゲド戦記の主題歌で一躍有名になった手嶌葵。

その手嶌葵が九州国立博物館でミニライブを行ったんです。
で、聞いちゃいました。

透明でひたむきな歌に感動…!
内気な眼差しと、はにかみながらの微笑がとてもいい。
静かな面持ちのうちに潜む少女独得の強さに
とても魅かれました。
そして涙が流れてきます。
この人の歌はそんな力を持っています。

これが彼女の新しいアルバム「春の歌集」。
      ↓
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1番最初に入っている「岸を離れる日」という曲、大好きです。
谷山浩子が作詞作曲しています。

焦がれる人に会いたくて赤い靴をはいて家を出る少女。
でも岸を離れた船に乗るのは自分一人。

孤独な旅に出る少女の決意を手嶌葵がのびやかで透明な声で歌います。
そんな旅をしてきたかつて少女であった大人の心を揺さぶります。

posted by 理乃 at 00:31| Comment(0) | TrackBack(0) | ★音楽なしでいられない | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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