右端が針摺石
『大宰府に流された菅原道真公は、
無実を訴えるために天判山(天拝山)に登って祈りました。
その帰り、一人の翁が斧を石にあてて懸命に摺っていました。
不思議に思った菅公は「何をしているのか?」と尋ねます。
すると翁は「斧を摺り減らして針を作ります」と答えました。
菅公はその言葉に心打たれ、
なんでも精魂込めてやらなければ成就できないと悟り、
再び天判山に引き返し、頂上でひたすら祈りました。』
※「西都 太宰府」参考
翁が摺っていた石を「針摺石」といいます。
前から見る写真はよく見ます。
では後ろはどうなっているのでしょう?
明らかに人為的にカーブがつけられています。
これ、仏像でも作ろうとしていたのではないかしら?
前から見る印象と後ろからの印象が違い過ぎです。
さて、行き方はわかりにくいので付け加えておきます。
西鉄朝倉街道駅の先のバスセンター、その先の福銀の角を左折。
左手に公園が見えてくるので、公園に沿って進みます。
すると針摺石の石の標識があるので、そこから左折。
サンハイツ公園通りというマンションの前の道が細くなるところに祠があり、
その右奥にあります。