2016年01月18日

絵本*・。*・。*・ 島崎藤村『初恋』

初恋 (声にだすことばえほん) -
初恋 (声にだすことばえほん) -

誰でも知っている藤村の「初恋」。
この絵本は短い「初恋」の詩だけを一冊にしています。
和紙をコラージュしたりして、初恋の新鮮な心象風景を表わしています。
「まだあげ初めし前髪の 林檎のもとに見えしとき」
本当に美しい日本語。
白い手を差し伸べて林檎をくれた初恋の人。
自分の溜息が彼女の髪にかかるほど近くにいた人。
逢引のために林檎の木の下にできた細道。
それは誰が作ったの?と無邪気に言った人。
でもそれは淡い思い出。
早春にふさわしい絵本。
美しい言葉を思い出すのにふさわしい絵本。
今、初恋のさなかにあるなら心が萌え、
過ぎ去った初恋を思い出すなら
胸がしばし苦しくなるでしょう。
posted by 理乃 at 11:22| Comment(0) | ★絵本コレクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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