2016年09月15日

2016.8.25大浜流灌頂の夜I白糸姫

やっとやっと大浜流灌頂の夜のラストにこぎつけました。
この白糸姫の物語を最後にしたのは、もっとも悍ましい絵だからです。
これほどのスプラッター・ムービーのような惨劇が描かれた絵が公道を飾っているなんて、
これが武者絵でなければ許されないのでは?!
なにせ、人が切り刻まれてます…。怖すぎ。
さあ、ではどんな場面なのでしょう?

DSC02567 - コピー.JPG

絵の右上の説明書きによりますと白糸姫とは結城持朝(ゆうきもちとも)の娘らしいです。
結城持朝は15世紀、室町時代の武将。下総の国の城主。
あるとき、白糸姫は妖怪に攫われてしまいます。
妖怪とは絵からすると狒々でしょうか。
結城持朝は健康な郎党を連れて船越山に姫を探しに行きます。
けれども姫の行方は知れず、やがて日が傾き、
山に霧が立ち込めます。
向こうに楼閣が霞んで見えたので、
持朝は谷に降り崖をよじ登りました。
楼閣にたどり着くと、そこに白糸姫の姿がありました。
白糸姫を救い出そうと、矢を数十本射ますが、
妖怪はしぶとく悩まされている、という場面の図です。
切り刻まれているのは持朝の郎党なのか、
白糸姫以外の女たちもさらわれてきたものなのか、
それは分かりません。
子どものころ、闇夜に照らされたこの絵を見た博多の子どもたちは
どんなに怖かったことでしょう。
数々の武者絵に描かれた物語は、
江戸や明治の人々にはポピュラーなものだったのでしょう。
血みどろの合戦をした武者たちが生きた世界。
今の時代に生まれてよかったなと思いますね。
今年の大浜流灌頂では公民館の展示も含め9種の武者絵を見たわけですが、
これがすべてなのかは分かりません。
posted by 理乃 at 01:08| Comment(0) | 福岡市博多区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: