2017年05月13日

諸星大二郎 『巨人譚』

久しぶりに諸星大二郎の漫画を読みました。
第一部は西洋、北アフリカの古代物、第二部は中国物。
第一部の『ギルガメシュの物語』は紀元前3000年の古代メソポタミア、
シュメールの伝説的な王ギルガメシュが不死を求めて旅に出るも、
結局得られず戻るという話。
『ミノスの牡牛』はクレタ島のミノタウロスの話。
胸を露わにした服を来たクレタ島の女たち。
まるで闘牛士のように牛の上を命をかけて飛び越える娘たち。
近くの島の噴火で壊滅したクレタの町。
『砂の巨人』ではサハラが乾燥化し出したころに現れた
馬と馬車に乗る人々が出てきます。
それ以前の人々は牛を飼って生きていました。
ラクダが登場する前の話です。
諸星大二郎の手になると、
世界のどこの物語でも一様の暗さと不可思議さを感じさせるものになります。
古代世界への扉をぱっくりと開けてくれる漫画です。
posted by 理乃 at 11:55| Comment(0) | ★図書室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: