以前から気になっていた山家(やまえ)宿を訪ねてみました。
山家宿は、筑前六駅のひとつで、
長崎街道・日田街道・薩摩街道が交差する交通の要衝でした。
西の構口(宿場の出入口)の石垣と土塀などが残されています。


西の構口の石垣と土塀。
長崎街道は江戸時代、長崎と江戸を結ぶ最短の街道でした。
長崎と小倉の間には25の宿場があったということです。
山家宿は長崎街道最大の難所、冷水峠の麓に位置します。
シーボルトや伊能忠敬、坂本龍馬、西郷隆盛も
ここを通りました。
これはJR筑豊本線筑前山家駅の駅舎。

なんて小さな駅でしょう。無人駅です。
日に数本しか通っていないみたい。
両側に2本の松が植えられているところが、
かつての宿場町らしい。
勝手にホームに出られます。

昔、宿場町として、
少し前には石炭輸送でにぎわっていたに違いない町。
このひなびた駅に立つと、
時のうつろいを感じます。
なぜか、構内に西鉄の懐かしの路面車両が…!

なぜ???
しかもきれいにメンテナンスされている模様…。
ピカピカです。愛されてますね

北九州線車両保存会が定期的に補修していて、
JR九州は敷地を貸しているだけらしいのです…

予期せぬ出合いでした。
■山家宿
福岡県筑紫野市大字山家
◎アクセス:筑前山家駅から飯塚方面へ。すぐ左手に「旭化成」の看板があるので、そこを左折すると西の構口に行けます。