2018年07月19日

「守教」帚木蓬生

守教 上
守教 上

守教 下
守教 下

先日読み終えた本。
今村教会堂は行ったことがあり、あの地域に潜伏キリシタンがいたのは知っていましたが、
秋月にもいたとは初めて知りました。
長崎や島原の潜伏キリシタンは有名ですが、
筑後にもいたことはあまり知られていないのではないでしょうか。
大友宗麟から「小さくても、デウス イエズスの王国を築いてくれ」と命じられ、
武士から大庄屋になった右馬助がキリシタンの村を築いていきます。
農民たちはキリスト教を受け入れ、信仰を静かに守りました。
貧しき者を救い、妾を持ってはけないというのは
女性たちにも魅力的な教えだったでしょう。
禁教令の中でも潜伏して教えを守り通した村人たち。
各地を飛び回る神父たち。
中でもエルサレムまで行ったペドロ岐部の存在には驚きを隠せませんでした。
天正少年使節もこの地を通っています。
知られざる潜伏キリシタンの歴史が丁寧に誠実に描かれた本です。
posted by 理乃 at 12:43| Comment(0) | ★図書室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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