杉の馬場通に面した秋月稽古館跡に建てられています。
秋月とキリシタンの結びつきにはあまり知られてませんが、
かのルイス・デ・アルメイダも訪れている重要な地。
大友宗麟の庇護のもと、
豊後府内で私財を投じて日本初の病院を建て、
人々を救ったアルメイダは秋月の領主、秋月種実を訪ねてきました。
アルメイダは厚遇され10日滞在して24人に洗礼を授けました。
再訪し、大勢の人に説教をし、
キリシタンとなった秋月の武士は
陣中に十字架を描いた旗を立てたのだそう。
その後秋月氏は日向に転封され、
黒田官兵衛の弟、直之が秋月の領主となります。
直之は熱心な信者で新しい教会も建て、
秋月はキリスト教伝道の根拠地となり、
地区の受洗者は2000人になったといいます。
しかし直之の死で衰退。
長興が藩主となると教会は破壊され、
弾圧は厳しくなりました。
博物館にもキリシタン関係の資料が展示されています。

