2019年03月10日

平安時代の文学読書memo:「土佐日記」

土佐日記(全) (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)
土佐日記(全) (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)

漫画「応天の門」から続く平安時代への関心から「土佐日記」を読んでみました。
日本文学史上、初めての日記文学。
934年頃の作品。
紀貫之が任地の土佐から京へ帰るまでの船旅を
かな書きするために女性に成り代わって記したもの。
57首の和歌が含まれています。
その後の『蜻蛉日記』、『和泉式部日記』、紫式部日記』、『更級日記』などの女流文学に大きな影響を与えました。
紀貫之は延長8年(930年)から承平4年(934年)にかけて土佐国に国司として赴任していました。
任期を終えて京へ帰る船旅は時には海賊に怯え、
沿岸に張り付くように恐る恐る行くと行ったもので
55日を要しています。
日記は一日たりとも欠いていません。
別れを惜しみ見送る人々、
土佐国で亡くした娘への思い、
帰京をはやる気持ち、
船の中での人間観察などが描かれています。
このころ紀貫之は60歳半ばだったようです。
なんとか戻ってきた京の自宅はすっかり荒れていて、
娘は一緒に帰ることもできなくて、
書きつくすことはできないと結んでいます。
当時の人の心情の吐露が見られる日記文学、
ほかも読みたくなってきました。
紀貫之と道真公のお友だち、紀長谷雄はどうも近い親戚ではなかったようですね。
ラベル:土佐日記 紀貫之
posted by 理乃 at 12:48| Comment(0) | ★図書室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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