
宇美八幡宮とは神功皇后が三韓征伐からの帰途に応神天皇を産んだ地に応神天皇を祀ったところ。
宇美という地名も「産み」からきています。
鎌倉時代初期からは安産の神として信仰されるようになっており、
安産祈願と言えばここというように親しまれています。
その奥宮は宇美八幡宮の北の丘にあります。
御胞衣ヶ浦(えながうら)ということで応神天皇の御胞衣を納めし処と伝わっています。

脇には宇美八幡宮から移したものなのでしょうか、子安の石が積まれていました。

行ってみてはじめてわかったことですが、奥宮は古墳の上に築かれていました。
神領古墳群といって、円墳6基がありましたが、2基は消滅。現在4基が残っています。
3号墳の墳丘の一部を削って奥宮は建てられています。

丘陵全体は宇美公園として整備されていて、
駐車場もあり、小高い丘からの眺めは気持ちがいいものです。

古墳が点在し、古い歴史を持つ宇美町の探訪は興味深く、また続けたいと思います。

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