2020年07月12日

「沖ノ島」@藤原新也

沖ノ島 - 新也, 藤原
沖ノ島 - 新也, 藤原


藤原新也の著作が好きなのですが、
これは「沖ノ島」に取材したもの。
沖ノ島は女人禁制なので行くことはできません。
この本は約15cm四方と小ぶりなのですが、
沖ノ島の空気が詰まっています。
藤原新也が撮ると、記録写真ではない、
その場の持つ気までが封じ込められます。
沖ノ島へ向かう厳しい船の舳先から、
辿り着いて鳥居をくぐり、
石段を登り、沖津宮までの坂道を上がります。
磐座である巨石が圧倒的な存在感でそこかしこに鎮座します。
湿り気のある空気。
神々しい陰と木漏れ日。
玄界灘のひと隅にある、ただ一人の神職しかいない祈りの島。
そんな島が存在する不思議。
一人の写真家の手によって、
玄界灘を越えずとも、
いつでも沖ノ島が目の前に現れます。
ラベル:沖ノ島
posted by 理乃 at 12:26| Comment(0) | ★図書室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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