雷山千如寺に行く手前のバス停雷山入口に西行返りという石碑があります。

雷山へ続く山道を歩いていた西行。
休んでいると上から降りてきた子どもが「冬しげる 夏枯れ草の 根を刈りに」と言いました。

和歌の下の句を求めていると気づいた西行。
でも子どもの姿はかすみ、山の中へ消えました。
下の句に即答することができず恥じた西行は、
子どもは雷山の千手線眼観音の化身で西行のうぬぼれを諌めたのだと思い、
雷山へは登らず引き返したという伝説があるのです。
石碑の側面に「冬しげる 夏枯れ草の 根を刈りに」という句が彫られています。

