
川を覗き込んでいるので、
川の中からしか正面は見えません。
北原白秋作詞・山田耕作作曲の「待ちぼうけ」の歌からとられています。
子どもが単にまちぼうけしている内容と思っていたら、
実は教育的な意味合いの深い歌だったのですね。
「待ちぼうけ、待ちぼうけ
ある日せっせと、野良稼ぎ
そこに兔がとんで出て
ころりころげた 木の根っこ」
「まちぼうけ」は1924年(大正13年)の満州唱歌。
満洲在住の日本人たちの満洲にちなんだ歌がほしいという希望で作られました。
歌詞は中国の思想書『韓非子五蠹篇』の中の「守株待兔」からとられたもの。
農民の畑の切り株にうさぎがぶつかり死にます。
それから農民は畑を耕すのをやめ、うさぎを待つことにしましたが、
うさぎは来ず、
畑は荒れてしまったというもの。

全体を知って、切り株と鍬の意味が理解できました。
農民が少女にすり替わってはいますが・・・。