
開運・得財・勝利の神、摩利支天が祀られています。
乳峰禅寺はもともと1248年に那珂郡白水村に創建されたそうです。
開基は大宰少弐武藤(藤原)資能(すけよし)。
資能は文永の役直前に出家しましたが、
自身も参戦し元軍を撃退。

弘安の役にも老齢でありながら壱岐で元軍を相手に奮戦。
その傷のために死去。
大応国師が太宰府横岳崇福寺で葬儀を執り行いました。
太宰府市の観世音寺の近くには
父武藤資頼墓と伝えられる五輪塔と
資能の供養塔(宝篋印塔)が並んで建っています。
乳峰禅寺は1632年にに現在地に再建されたとのこと。

境内に摩利支堂があります。

摩利支天は古代インド神話の梵天(プラフマー)の子。
一切の災禍を取り除き、開運・勇猛・得財・護身・勝利の神として信仰を集めているそうです。


資能の実績からすると、なるほどです。
毎年11月最初、2番目の亥の日に「亥の子祭り」が盛大に行われます。
「アンゴルモア 元寇合戦記」(資能登場)読者は訪れたいお寺ですね。
*御供所HP・ウィキペディア参照