古代川辺里と呼ばれていたところということで訪れました。

現存する最古の戸籍は正倉院文書の「筑前国嶋郡川辺里戸籍」(702年)。
そして2012年に太宰府市で発見された
7世紀末の国分松本遺跡の木簡。
木簡には人名や身分など戸籍の内容が書かれていました。
「嶋評(しまのひょう)」と記されていましたが、
評とは大宝律令以前の地方行政単位「国・評・里」の一つで郡に相当。
嶋評は現在の糸島市や福岡市西区に当たります。
そして正倉院の戸籍と共通する川部里という里の名もありました。
古代でつながる奈良と大宰府と糸島。
境内の樹齢千年を超えるという樟はその時代を知っていたのか知らぬのか…。

ラベル:六所神社