地図上で知っていました。
いつか行ってみようと思っていたのが、
すぐそばに行く機会を得たので、立ち寄ってみました。


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行ってみてびっくりでした。
ここは何と攝津の住吉大社、福岡の住吉宮の元宮だったのです。
現人神社に祀られているのは、
底筒男命(そこつつをのみこと)、
中筒男命(なかつつをのみこと)、
表筒男命(うわつつをのみこと)の三神。
この神様たちは伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が
筑紫の日向の地で禊祓(みそぎはら)いをしたときに生まれた神といわれ、
航海の神様、水の神様として崇められてきたそうです。
神様は、その姿を人に見せないものですが、
この三神には大事に際して姿を現わし、
力をふるうといわれています。
神功皇后が三韓遠征した際に、
この神様は軍船の舳(へさき)に現われて、
玄界灘の波を鎮めたのだそうです。
神功皇后はこのことから、
現人宮を訪れ、五穀豊穣の誠を捧げたということです。
神田に水を引くために作ったのが
先日から話題にしている裂田の溝。
神功皇后は、さらに現人大明神の尊号を授けたのことです。
摂津の住吉大社は現人大明神の和魂を祀り、
福岡の住吉宮は分霊されたのだと、
境内にある由緒には記されています。

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■現人神社
筑紫郡那珂川町仲
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