故郷がある人にとって、
夏まつりとは独特の思い入れがあるものかもしれません。
金魚すくい。
かき氷。
太鼓の音。
浴衣に団扇。
暑い夏の夕暮れ、せみの声。
久しぶりに会う懐かしい友だち。
子どものころに楽しくてうきうきした夏まつりも、
青年期には切ないものになることも。
夏まつりの思い出をかつて歌ったのが、
井上陽水の「夏まつり」。
このアルバムの中に収録されています。
↓
https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=10GDGT+53DJ3M+5WS+C28PV&a8ejpredirect=http%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F3855463%2F
自転車のうしろに浴衣の妹を乗せて、
綿菓子を食べて、
友だちと会ってという楽しい思い出が
沈んだメロディーで歌われます。
幸せな時代へはもう戻れない、
そんなやるせない思いは青年期特有のもの。
切ない夏まつりを感じる一曲ですね。
この時代の陽水は今のねっとりとした歌い方と違って、
青春の鬱屈と哀しみをまっすぐに絶叫してましたね。