昨日は7月14日。
毎年、この日にある祭りで見たかったものがありました。
車で移動している今年なら。。。と思い立って、
昨日、友だちのYちゃんと見てきました。
那珂川町にある伏見神社で行われる岩戸神楽です。
神楽。。。大好きなんです。

笛と太鼓と鉦の音が、祭り気分を盛り立てます。
田舎というものがないわたしは
このような村祭り的な祭りに憧れます。
岩戸神楽の演目は神宮に始まり、最後の岩戸まで十八番あります。
中でも盛り上がるのが荒神(あらかみ)。
荒神には鬼が出てきます。
荒神は参拝に来た赤ちゃんを抱えて拝殿に入れます。
鬼に抱かれた赤ちゃんは病気をせずに元気に育つという言い伝えがあるのです。
わが子が健やかに育ってほしいと願う親たちが
鬼にわが子を託します。。。
ぽかんとしている赤ちゃんもいれば、
泣き出す赤ちゃんも。
ちょっと大きな子になると抱かれる前からおびえています。

地域を上げて子どもの成長を願う祭り。。。
なんて、すてきなんでしょう。
岩戸は高千穂のものとも、また違っていました。
高千穂のは、もっと荒っぽい舞でした。
神楽といっても地域によって舞いが異なるみたいなので、
もっといろんな神楽が見てみたいです。
神楽の舞のお面を見ると能面っぽいものが多いことに気づきます。
伏見神社の神楽面は江戸時代中期から後期にかけて作られたものと思われています。
その多くが能面の形式で作られているのです。
このように能面系の面を神楽面として使っているのは珍しいとのこと。

境内には灯篭も掲げられていました。

拝殿にはたくさんのナマズの絵馬が奉納されています。
伏見神社で祈願すれば『白ナマズ』と呼ばれている皮膚の難病に効果があると
言い伝えられているため、灯篭に描かれているのです。
わたしは、この灯篭の反対側の絵がお気に入り。
化け物系です(⌒-⌒)

真夏の夜の地域の祭りに紛れこんだ
すてきな夜でした。。。