2008年08月11日

長府・下関紀行 その9 下関あれこれ

9回にわたってお届けしてきた長府・下関紀行ですが、
旅の終わりは下関で過ごしました。

最後に下関で見聞したものをまとめてご紹介します。

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これは関門国道トンネルの人道トンネルの入口。
ここを通れば歩いて門司に行けます。
数年前歩いてみたとき、
ジョギング・ウォーキングコースとして地元の人が使っているのを見ました。


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唐戸地区の「市立しものせき水族館 海響館」。
シロナガスクジラの骨格標本があります。

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唐戸銀天街です。


唐戸地区はレトロ建築も見られます。

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旧秋田商会ビル(下関観光情報センター)。
大正4年建築の西日本初の鉄筋コンクリート造りのビル。

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旧下関英国領事館。
明治39年(1906)建築。

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下関南部(なべ)町郵便局。
明治33年(1900)建築。
国内最古の現役郵便局。

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金子みすずの詩碑。
(クリックすると大きくなります)
明治36年(1903)に山口県長門市で生まれた
童謡詩人、金子みすずは
大正12年(1923)に下関の上山(うえやま)文英堂本店に移り住み、
創作活動を行いました。
そのため唐戸地区にはみすずのゆかりの地に詩碑が設置されています。


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くじら料理の店「くじら館」。
実はこの小旅行の目的はここでの打ち上げ会でした。
それまでにずいぶん濃密な観光をしてしまいました。

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前菜。
くじらのいろんな部位が出てきました。

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たつた揚げ。これが一番好きでした。

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お刺身。

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ごはん。

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駅でお土産の「巌流焼き」を買いました。
白あんのドラ焼きで、美味しかったです。

1日の観光でしたが、
長府も下関も歴史が深い町でとても楽しめました。


(長府・下関紀行 了) 



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ラベル:下関
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2008年08月10日

長府・下関紀行 その8 忌宮神社

仲哀天皇と神功皇后が西国平定の折、
豊浦宮を建て、7年間滞在していたという「忌宮神社(いみのみやじんじゃ)」。

ここには奇祭があります。
毎年8月7日から1週間行われる
「数方庭(すほうてい)」という祭り。
境内の鬼石の周りを10数メートルもある竹の幟を抱えて回るのです。

仲哀天皇7年7月7日、
豊浦宮に新羅軍の首領、塵輪(じんりん)が攻めてきたそうです。
このとき仲哀天皇は弓で塵輪を射止めたということ。
皇軍は矛を立て、刀を振りかざして骸の周囲を踊り狂いました。
塵輪の首は土中に埋められ石で覆われたということです。
その石が鬼石と言われています。
その後、神功皇后が三韓出陣・凱旋の際に
鬼石の周りを回って舞伎を行いました。
これが数方庭の起源です。

訪れたとき、
ちょうどこの数方庭のための
大きな竹が準備されていました。

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竹は孟宗竹と真竹の二本を継いで使います。
まず竹の節を削り、藁で磨いて海水で清め、
真竹を孟宗竹が割れるほど押し込み
割れた継ぎ目を白いヨマ紐で丹念に巻いて締めます。

孟宗竹の部分を台、真竹の部分をグルリといいます。
先端には鳥毛を付け、ダシと呼ばれる家紋や社紋を染めたものも付け、
大きな白い幟を取り付けます。
長さは2〜30メートル、重いものは100キロになります。

8月7日から13日の午後7時半頃、
一番太鼓があがり
鬼石に据えられると、
最初は笹飾りの切籠(きりこ)を持った女の子や
鉢巻に御幣を指した男の子が鬼石の周りを回ります。

次は小幟をかざした子どもたちが囃子に合わせて回ります。

長さ30メートル、100キロもある大幟を腰帯に引っ掛けて、
大人たちが登場するとクライマックス!

チャントト・ホイホイ
チャントト・ホイホイ

とおい時代の記憶を残す祭り。
祭りは生きた歴史です。

ところで鬼石の下にはほんとうに塵輪の首があるのでしょうか?
忌宮神社というネガティブなネーミングも気になります。

長府の人々の心を掻き立てる祭りは
今宵も行われることでしょう。
ラベル:数方庭 長府
posted by 理乃 at 15:23| Comment(0) | 山口県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月06日

長府・下関紀行 その7 画廊喫茶「梵天」

長府に行ったら寄りたいと思っていた「梵天」。
今回ついにその思いを果たしました。

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暖簾の蓮の葉のデザインがすてき。

「梵天」は土塀の通りにある画廊喫茶。
緑のお庭があります。

梵天とはインド仏教の十二の神様の中心。
この画廊喫茶が長府の神社・仏閣の中心に位置することから
名づけられました。

入口左手には画廊があり、
企画展をされているようです。

お昼時でしたので、
お食事をすることに。

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お茶

夏季限定のぶっかけを頼みました。

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麺の上に卵焼きとお野菜とお豆腐とわかめがのっていて、
だしがかかっています。
さっぱりした一品。

ご飯とサワー漬けも付いています。

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葉をかぶせる演出

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葉を取るとサワー漬けが…

器にもこっています。

店内にはグレゴリオ聖歌が流れ、
それは城下町の雰囲気と意外にもマッチ。
とても落ち着く空間です。
ゆったりとお食事を楽しみました。

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入口左手のウィンドーの中の絵は熊谷守一です。


★画廊喫茶 梵天
下関市長府古江小路2−26
TEL:0832−46−6255
平日:10:30〜17:00
土・日:10:30〜18:00
定休日:金曜(祝日は営業) 


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ラベル:長府
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2008年08月03日

長府・下関紀行 その6 古江小路

長府のイメージは土塀の続く道。
この古江小路(ふるえしょうじ)は土塀(練塀)がよく残っています。

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これは菅家長屋門。
菅家は侍医(じい)兼侍講(じこう)職を務めたということです。



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かわいい
アンティークな旅行カバンがお好きなら…。
ラベル:長府 練塀
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2008年08月02日

長府・下関紀行 その5 長府毛利邸

巧山寺近くにある「長府毛利邸」。

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長府毛利家14代当主の毛利元敏公が
東京から下関に帰住して建てた邸宅です。
明治31年に起工し明治36年(1903)に完成後、
大正8年(1919)まで使用されました。
明治35年には明治天皇が宿泊しています。

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武家屋敷造りの母屋と白壁に囲まれた日本庭園を見ることができます。

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母屋の各所には大ぶりのお花が生けられています。

お花のあしらいがとてもお上手です。
お茶もいただけます。

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このお部屋のお花は栗と桔梗です。


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かわいい 暑い夏。いえ、暑すぎる夏。マイ水筒を持ち歩きましょう。


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2008年07月31日

長府・下関紀行 その4 巧山寺

壇具川沿いの道を進み、
両山橋を渡ると巧山寺があります。

ここは長府観光で押さえておきたいスポットです。

総門(禅寺の表門)の左手にあるのが回天義挙碑。
幕末の日本を揺り動かした重要な地です。

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総門をくぐり木立に囲まれた道を上がると
驚くほどすばらしい山門がありました。

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山門をくぐり、正面にあるのが国宝の仏殿。

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なんとここは今6年ぶりに開扉していて、ラッキーでした。
開扉は11月30日(日)までということ。
時間:9時〜16時
仏殿拝観料:一般500円、小・中学生300円
(仏殿・法堂・書院等の総合拝観:一般700円、小・中学生400円)
内部を見たい方は期間中にぜひ。

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鎌倉末期に建立された唐様建築です。
それはそれは素晴らしい組木でした。
天井には石楠花が描かれています。

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ご本尊は千手観音像。
そしてもともと山門に置かれていたという二十八部衆立像(現存しているのは23体)が展示されていました。
それぞれ力強い素晴らしい像です。

仏殿そばの法堂の右手の庫裡では
ぜひ再会したい木造が待っていました。
それは韋駄天立像。

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ポスターを撮影したものからは本物の良さは伝わらないので、
機会あればわたしの愛する本物を見てください…。

この冬、九州国立博物館の「京都五山展」に出品されていた大好きな像です。

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庫裡の入口にさりげなく置かれていた韋駄天立像。
そのりりしい姿にまた出会えました。
風に向かって立つその姿。
前からの風を受けて衣がなびく様子の表現も素晴らしく、
きりっと引き締まった顔つきが秀逸です。
童子姿なのがまたいいのです。

庫裡の右奥の書院は
太宰府に関係があるところです。

ここは七卿潜居の間。

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文久3年京都を追われ長州に落ちのびた三条実美ら七卿のうち
五卿がこの書院に潜居していたのです。
こののち五卿は太宰府へ赴くことになります。

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書院の庭

境内には馬上の高杉晋作像がありました。

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「元治元年(1864)、存亡の危機にあった長州藩。
7月の禁門の変、8月の馬関戦争で惨敗し、
幕府による長州討伐計画が進んでいました。
幕府恭順派が主導権を握る長州藩はこれを恐れ、
三家老切腹、藩主の蟄居謹慎によって幕府に従う姿勢を示しました。
このとき敢然と立ち上がったのが高杉晋作。
五卿を前に、わずか80人を率いて挙兵した晋作は、
『これより長州男児の肝っ玉をご覧に入れ申す』と告げ、
萩藩新地会所を急襲。
後に続いた者たちとクーデターを成功させ、
長州を再び討幕へと導きました。
この功山寺挙兵をきっかけに、維新が大きく動きます」
    ※下関市観光ホームページから

肺結核のため大政奉還を見ることもなく、
わずか27歳でこの世を去った高杉晋作…。
彼の年を見ても、
幕末には日本を憂う若者たちが大勢いたことを思い出します。

巧山寺は幕末の若者たちの熱気を感じ取れる場所。
幕末ファンも訪れてみたいところではないでしょうか?





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2008年07月29日

長府・下関紀行 その3 カフェ「桂のさと」

壇具川沿いの道をさらに進みます。
その道が左に折れた角にあるのがカフェ「桂のさと」。

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新しい建物だと思いますが、
周囲の景観に合わせて建てられています。

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窓は外の景観を眺められるよう、大きく取られています。
センスのいい、落ち着くカフェです。

メニューはコーヒー、紅茶など。
お食事とスイーツもあり。
「桂のさとのお弁当」は1200円。

アツーイ中、汗をかきかき訪れた目的はかき氷!
ありましたクールデザート!

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これは氷白玉ぜんざいミルクかけ 600円
冷たい氷に生き返ります。美味しい!
小豆もたっぷり入っています。
白玉も入っているので、
おなかもふくれます。

ほてったからだを冷やしてくれる真夏のかき氷。
暑さの中に身を置いてこそ
いっそう美味しく感じられるというもの。
夏に汗をかくっていいなあと思わせてくれる
真夏の風物詩ですね。
汗だくになって歩きながら「氷」の標しを見つけると
うれしくなります。
みなさまはもう今年、かき氷を召し上がりましたか?


■桂のさと
山口県下関市長府川端2丁目3−26
10:00〜18:00
水曜休み
TEL:0832−41−0200



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ラベル:長府 かき氷
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2008年07月28日

長府・下関紀行 その2 御影の井戸

長府の壇具川沿いの道にある長府藩侍屋敷長屋。
その先を進むと、右手に御影(みかげ)の井戸があります。

看板が出ていますので、
住宅街の中に入っていきます。
ポンプ式井戸の裏側に御影の井戸がありました。

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ここは菅原道真に関する史跡なのです。

道真公は太宰府に左遷される途中、
豊浦の津(長府)に上陸し、
忌宮神社の大宮司の家に泊まりました。
4、5日休養し、出発の前日、
壇具川沿いの道を歩いていたとき勧学院に入りました。
その庭の井戸に自分の姿を映し、
「もう二度とこの地に来ることはなし。
この井戸でわたしの顔を見ることはあるまい」と、
自画像を描かれたということです。
のちにこの井戸は御影の井戸と呼ばれ、
道真公を偲ぶ井戸として大切にされているということです。
 ※案内板より

道真公を巡る言い伝えに
水と鏡にまつわるものが多いのではなぜでしょうか?


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2008年07月27日

長府・下関紀行 その1 壇具川

下関で集まりがあり、
せっかく行くのだからと長府まで足を伸ばすことにしました。

福岡便りからは脱線しますが、
長府・下関紀行を掲載します。

長府ってどうして長府と呼ばれているかと申しますと、
大化の改新後に長門国の国府が置かれたことからきているのです。
実は歴史はそれ以前からあって、今回びっくりしたんですけど。
江戸時代になると、長府毛利藩5万石の城下町として繁栄。
幕末には維新回天の舞台となります。
土塀の残る街並みが美しい
城下町の魅力の一端をお伝えできればと思います。

長府・下関へは福岡からだと高速バスがお安く行けます。
天神バスセンターから下関まで1500円。
4枚回数券のスーパー乗車券だと1枚あたり1200円となります。
ほぼ1時間に1本出ています。
所要時間は1時間40分。

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関門橋を渡る高速バス

長府まで行く場合は唐戸で降りて路線バスに乗り換えます。
路線バスは唐戸で乗車し、城下町長府で降ります。
バスは1時間に約10本出ており、
関門海峡沿いの道を海を眺めながら乗っていれば
約16分で到着します。

7月26日に訪れましたが、酷暑でした…。
それでレンタサイクルを借りて回ることにしました。

バス停から下関方面に少し戻ると長府観光会館があるので、
ここで自転車を借ります。300円。
散策マップもここでもらいましょう。

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さあ、出発です。
長府観光会館の右手を流れる川を遡ります。
川の名前は壇具川(だんぐがわ)。

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下流には鯉やカモがいます。
川沿いは桜並木なので春はさぞかしすてきでしょう。
上流では蛍も出るそうです。

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川幅は徐々に細くなります。

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早速、長府独特の土塀の景色が現れます。

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これは長府藩侍屋敷長屋。
侍町にあった上級藩士の住居を
保存のために移築したものです。

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マンホールはおちゃめなふぐのデザインでした。



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ラベル:長府
posted by 理乃 at 12:57| Comment(0) | 山口県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする