有田trip その3では陶山神社の狛犬をご紹介します。
ここには確認できただけでも8対の狛犬がいて、
まさに狛犬天国でした。
さすがに由緒ある神社は違います。
その中の3対だけピックアップします。
まずは入り口で威容を誇っていた
これまでわたしが見た中では一番大きな狛犬。
あまりの大きさにびっくり


これは実はオリジナル性はなく模倣です。
東大寺南大門型と呼ばれるもの。
東大寺南大門にある建久7年(1196)の狛犬は日本最古の石造りの狛犬といわれています。
東大寺のものは宋の石工が宋の石で彫った中国獅子。
瓔珞(ようらく)というベルトを胸に巻き、
両方口を開けた阿阿の仕様で全国にコピーがあるということ。
これは石ではなくブロンズです。
阿吽の形になっていますが、
瓔珞をしているので中国獅子のスタイルを踏襲しています。


後ろの車と比較すると、大きさが分かっていただけるでしょうか。

これは入り口近くの同じくブロンズの灯篭。
豪華で優美です。
灯篭の上に狛犬が。。。

そんなに威嚇しなくても。。。。
さあ、次は有田らしい陶器の狛犬です。
これはユニークなことからも狛犬のスターです。
有田ならでは、有田でしか出会えなかった狛犬ですね。
ブロンズや陶器の大ぶりの捧げものたち。
この神社は往時、いかに有田が豊かだったかが分かります。
では、陶器のスターをどうぞ。

明治20年。
赤絵町の今右衛門が奉納した狛犬。
なるほど、立派なわけです。
高さ82cm。

この美しい巻き髪と尻尾のライン。


生きてるみたいです。

後姿も素晴らしい。
一人、狛犬の世界に埋没していたわたしでした。
連れは階段下で待機。。。
陶山神社にはほかにも古い狛犬がたくさん。
有田に行かれたら、ぜひお立ち寄りください。